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“アメリカ”における逃走/闘争劇 映画「心の指紋」を見た

制作年 : 1997年
監督 : マイケル・チミノ
脚本 : チャールズ・リーヴィット
撮影:ダグ・ミルサム
音楽:モーリス・ジャール
出演 : ウディ・ハレルソン, ジョン・セダ, アン・バンクロフト

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「天国の門」以降、なんか保守的になった感がするマイケル・チミノですが、これもハリウッド的な物語構造をしたお話です。
ネイティブアメリカン(アメリカ先住民)なナヴァホ族出身の前科6犯の強盗殺人犯ブルー(ジョン・セダ)は16歳で、末期ガンの患者。
このブルーが導師となって医師マイケル(ウッディ・ハレルソン)を連れ出す、というか拉致る。
マイケルにはしっかりと兄の記憶というものが喪失としてついている。
ここでは兄に貰ったリングがライナスの毛布として機能。
日常(アメリカ)を脱出したマイケルはブルーに導かれて様々なイニシエーションを経験をしながら成長、浄化していきます。
途中ガソリンスタンドでマイケルがバックミラーにアメリカ国旗を見るシーンがありますが、これは象徴的です。
冒険はアメリカからの逃走/闘争という形でおこなわれるわけです。ちなみに前回の作品のタイトルも「逃亡者」ですね。
で、物語は超自然的な力が主人公を助けたりしますが、これがナヴァホの伝説の山の湖ですね。
最終的に導師としてのブルーはいなくならなければならないので、ここで発揮されます。
最後、友情を確認した後、マイケルは大事にしていたリングをブルーにあげます。これでマイケルはライナスの毛布を取ることにより1人前になれたわけです。
といった感じで物語の構造的な観点から読み解いてみました。
ただジョン・セダって全然見ないな。

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